ずっこけ夫婦


どういう経緯でそのような話になったのか、ほんの2,3時間前のことなのに全然思い出せないので端折ったところから。夕食で家族揃ってお鍋をつついているときのこと、私が、「サルジコ、サルジコ、サルジコ。それってサルジコだよね。」と何が何故サルジコなのか分からないまま叫んでいると、奥様が不敵な笑いをされたので、知っておられるのですかといつものように敬語で尋ねると、「あ、あれやろ。サルジコフ。おフランスのサルジコフ大統領のことやろ。」とおっしゃられた。「サルジコフだとフランスと言うよりロシアって感じじゃないでしょうか。やっぱり、サルジコ、サルジコ大統領、大統領サルジコ。」とまた調子に乗って叫んでいると、愚息が、「それって、サルコジでしょ。」と冷たく言い放った。恥ずかしさを隠して、「そう、そう。」と何がそうなのか分からないまま、ごまかしたのは言うまでも無い。今年も夫婦そろって珍道中驀進中。弥次さん喜多さんには負けないぞってか。