奥琵琶湖紀行 その2


竹生島からの船を降りて、彦根城を目指す。海津大崎のトンネル群を抜け、557号線で琵琶湖畔をゆく。大浦から奥琵琶湖パークウェイ方面、菅浦辺りまで来ると、奥琵琶湖の静かな風情に置かれる。月出峠を越えて、パーキングエリアで暫し休憩。昔来た時はもっと車の量も多く、賑わっていたように記憶していたが、かなり寂れた感に包まれていたのは意外だった。紅葉もかなりきれいになってきていたので、逆にゆっくり観られて良かったと言えば良かった。パークウェイを降り、塩津街道を経て、賤ケ岳付近を通り、木ノ本インターチェンジから北陸自動車道に乗る。そして、米原JCTを抜け、名神高速道路に乗り、彦根インターチェンジで降りる。「まいばら」と「まいはら」の二通りの読みがあることを初めて知った。因みに、米原JCTは「まいはらジャンクション」になる。


彦根市内に入る。駅前を通り、彦根城へ。運良く入り口前の佐和口二の丸駐車場に入ることができた。13時半過ぎでお腹もかなり空いていたので、堀沿いを進み、彦根東高校前を通り、京橋を渡り、キャッスルロードにあるせんなり亭伽羅へ。お昼のリーズナブルなメニューでまあまあというところだった。


せんなり亭伽羅にて、すき焼き御膳。


キャッスルロードのお店を見ながら来た道を戻り彦根城へ。表門より城内に入るとすぐ近くの博物館にひこにゃんがいた。大人気で大混雑で見るのも大変かと思っていたけれど、それほどでもなくゆっくり写真が撮れた。ひこにゃんの下半身が薄汚れていたのは人気の表れなのか、呼吸困難のネタでカウントダウンしてはけて行きました、お疲れ様。


ひこにゃん、ポーズ中。


ここからが案外ハードでサバイバル。天秤櫓を見上げて、その櫓を通り、太鼓門櫓を抜け、天守閣が見えるところに来るまでにかなり消耗した。こんなにきつかったかなあ、を繰り返す。天守待ち30分。そして天守閣内へ。長ーい列と急な階段の上り下りでまたまたエネルギーを使い膝にかなりきた。ちょっと急かされた感があって残念だった。お城は好きなのでもう少しゆっくりしたかった。


天守閣。


遠くにうっすらと沖ノ島



そして荒行は続く。天守をあとに西ノ丸三重櫓をくぐり、黒門を抜けて、玄宮苑へ。錯覚なのかここも昔とはイメージが違っているように思えた。日も沈みかけて暗くなり始めたし、疲れもピークでただ池の周りをぐるっと回っただけだった。で、へとへとになりながら駐車場に戻り、彦根城を後にした。


玄宮苑の紅葉。


体力のお釣りが無くなって、後半は思いのほかくたびれた。出る時はそんなにハードスケジュールとは思わなかったが、やはり年齢のせいということになるのかな。お江関連で、次は長浜方面にも行ってみたいので、Lin坊のお散歩コースを長めにして体力造りせねば、と思うのでした。