送り火。


2日も後に五山の送り火のこと書いているというのは、何か旬を外しているようでとても気持ち悪い。何だかなあ。これも夏の暑さの所為ならいいんだけどね。とどこかで昔聞いたことのある歌詞だったりして。


息子と娘にふられたので、奥様と二人で五山の送り火大文字に行った。此方に引っ越して以来毎年欠かさず賀茂川の河川敷まで降りてほぼ同じ場所でぽけっと眺める。午後八時になると点火が始まり、大の文字が完成するとちょっとした歓声が上がるのもいつものことだ。今年も健康でここにいられることなどに感謝しつつ暫し佇んだ後、河川敷の階段を上がり、市バスの出雲路俵町まで戻り北東を見ると、出雲路橋の向こうの木々の間から松ヶ崎妙法の上半分が見えた。加茂街道沿いを少し北に行けば、舟形万灯籠も見えるのだけれど今年はパス。鳥居形松明だけまだ見たことがないので一度見てみたいよねとここ数年は毎年言っている。鳥居形松明の火床は他とは違って、木を組むんじゃなくて、松明をそのまま大きな蝋燭台のようなものに突き立てるんだよとか、親火床から各火床に松明を持って走るから「火が走る」とも云うんだよとかWIKIみたいな蘊蓄を言いながら帰路に就いた。


携帯で撮ったのでこれが限界かな。