よーかいに〜んげん♫


私は見た。妖怪人間ベム、ベロ、ベラを。古いけれど間違いない。因みにこの場合の古いけれどは間違いないの部分です。ま、いいか。


久しぶりにチビカラを買おうと出町商店街へ行った。すると怪しげな3人組が歩いている。すぐに妖怪人間だと分かった。ベロは大きくなっていてベムと身長も変りなく、金髪のロン毛でファンキーなのに、昆布と黒豆に興味深々のようだった。ベラは口紅は赤くなく鞭も持ってはいなかったが、デジカメで魚屋さんの発泡スチロール製の魚の形をした大きな看板を撮っていた。ベムはトレードマークのステッキは持っていなかったが、おしゃれな黒のハンティング帽を被っていて昔よりスリムになっていた。


昔ながらの雰囲気のある商店街の人通りの中で、一際目立って浮いていたあの3人組は平成の妖怪人間だったのだと思う。写真でお伝えできないのが残念。携帯を持っていなかったこともあるが、仮に持っていても怖くてレンズを向けることは出来なかっただろう。


だって、よーかいに〜んげん♫だったんだもの。


「はやく人間になりたいっ!」と叫びつつ、人間よりも人間らしさをもっていた彼らは、人間のために闘いながら最後は人間のエゴによって、自ら消えていった。のだったと思う。